2018年09月28日

ナイチンゲール伝 図説看護覚え書とともに




単行本: 197ページ
出版社: 医学書院 (2014/2/10)
言語: 日本語
ISBN-10: 426001840X
ISBN-13: 978-4260018401
発売日: 2014/2/10
梱包サイズ: 21 x 14.6 x 2 cm


悩み闘い病み、 引きこもりながら、彼女が看護をひらいた

近代看護の創始者フローレンス・ナイチンゲール。
クリミアの過酷な戦地で看護団を率い、帰国後は政府を動かし医療・福祉の広範な改革を主導した彼女は、みずから病み人として半世紀在宅に引きこもって暮らした孤高の人であった−−。
ベストセラー 『まんが 医学の歴史』 の著者が向き合った、ナイチンゲールその生涯の物語。
月刊 『看護教育』 で好評を博した連載内容を改稿、さらに図説看護覚え書を描き下ろして収載した。

【まえがき】

天使とは、美しい花をまき散らすのではなく、苦悩する者のために戦う者だ
An angel, not by spouting a beautiful flower, the suffering of those who fight for

この言葉は“クリミアの天使"と讃えられたフローレンス・ナイチンゲールの名言として知られています。
ナイチンゲールを描いたまんがは、これまで本邦で多く出版されてきました。
しかし、その多くは子どもを読者層に想定したものであるせいか、彼女の「博愛と献身」という側面に焦点を絞ったものです。

本書の第I部は、欧米で書かれたナイチンゲールの伝記や、本邦での専門研究者の資料をもとに、彼女の人物像を人間くさい面も含めそのままにまんが化しました。
そのため、ここに描かれたナイチンゲール像は、多くの日本人が彼女に抱く「白衣の天使」というイメージとはいささか異なったものかもしれません。
「戦士」として生きたフローレンスの生きざまを通して、彼女がなぜ「天使」と呼ばれるにふさわしいのかを考えていただけたらと思います。

第II部に収録した図説『看護覚え書』は、ナイチンゲールの代名詞とも呼ばれる看護学書『看護覚え書』(Notes on Nursing)をまんがとイラストで図解したものです。
原本は150年前に書かれたものですので、その内容は現代の医学常識には合わない部分もあるのですが、今回のまんが化にあたっては科学的にナンセンスな部分も修正せずに描きました。
大切なことは時を経ても変わらないものです。

19世紀に生きた近代看護学の創始者の言葉の中に、21世紀にも通じる看護の エッセンスを読み取っていただければ幸いです。

茨木 保
posted by ゴロゴロ at 04:00| 埼玉 ☔| 日記 | 更新情報をチェックする