2018年03月29日

ロレンスがいたアラビア(上) 単行本



単行本: 403ページ
出版社: 白水社 (2016/9/29)
言語: 日本語
ISBN-10: 4560092435
ISBN-13: 978-4560092439
発売日: 2016/9/29
梱包サイズ: 19.7 x 14 x 3.5 cm《アラブ世界をめぐって渦巻く欺瞞、密約、だまし討ち》

T・E・ロレンスとは何者だったのか?
第一次世界大戦中、アラブ世界を舞台に暗躍した四人のスパイの一人としてロレンスを位置づけ、英、仏、独、露、米、オスマン帝国の思惑とアラブ側の反応を重ね合わせて、中東がかたち作られていく過程を重層的に描いた歴史ノンフィクション!
《全米批評家協会賞》最終候補作

「ロレンスと同じく、この戦域の競争者たちは若くて、与えられた任務のための訓練はまったく受けておらず、ほとんど監督する者もいなかった。(…)ロレンスほど有名ではないこれらの男たちも、共通の特徴である賢さ、勇気、背信の才によって自らの運命と歴史の流れを変えるべく動いた。(…)これら四人が水面下で果たした役割、ひそかな忠誠心と個人的な闘争は、現代の中東を築くのに手を貸した。結果的にその延長上に今日私たちの住む世界がある。」
(「はじめに」より)

《中東問題の淵源はここにあった! 》

死後70年以上経った今日なお、トーマス・エドワード・ロレンスは20世紀のもっとも謎に満ちた、毀誉褒貶相半ばする人物の1人であろう。本書はロレンスの評伝だが、けっして「聖人伝」ではない。第一次世界大戦中、ロレンスをはじめアラブ世界を舞台に暗躍した4人のスパイと彼らを取り巻く人間模様から、ヨーロッパ列強が中東という壺の中に手を突っ込んでかき回すさまを描いた歴史ノンフィクションである。
ロレンスほど有名ではないが、本書で重要な役割を果たす3人とは、表向きは大学講師だが、英国を欺くためオスマン帝国と共謀し、愛人のロシア系ユダヤ人医師を諜報活動に利用していたドイツのスパイ、K・プリューファー。ルーマニア系ユダヤ人の農学者で、オスマン帝国統治下のパレスチナで祖国建設のために奔走するシオニスト、A・アーロンソン。そして米東海岸の名門の出で、大手石油会社の調査員から米国務省の情報員に転身したW・イェールである。
戦況によってめまぐるしく変わる彼らの立ち位置を丁寧に追い、今日の中東紛争の淵源となった時代を躍動感あふれる筆致で描いた注目の歴史大作!

[上巻目次]
表記・出典について
はじめに
第一部
第一章 聖地の「プレイボーイたち」
第二章 変わり種
第三章 別のところ、別のいいもの
第四章 最後の一〇〇万まで
第五章 あきれた混乱
第六章 秘密を守る人たち
第七章 背信
第二部
第八章 戦いを交える
第九章 キングメーカーになる男
第十章 無の中に収まって
第十一章 欺瞞の霧

[原題]Lawrence in Arabia
posted by ゴロゴロ at 02:27| 埼玉 ☔| 日記 | 更新情報をチェックする