2018年03月12日

科学社会学の理論 (講談社学術文庫) 文庫



文庫: 432ページ
出版社: 講談社 (2016/3/11)
言語: 日本語
ISBN-10: 4062923564
ISBN-13: 978-4062923569
発売日: 2016/3/11
梱包サイズ: 15 x 10.6 x 1.7 cm私たちの日常生活には科学技術を利用した施設や商品があふれかえっている。科学技術と無縁の人生など、およそ考えられない。ところが、技術の粋であるはずの原子力発電所が大規模な事故を起こしたことで、科学技術が抱える危険が取り返しのつかないほど深刻になりうることがあらわになった。
原発のリスクだけでなく、地球上には、オゾン層破壊や地球温暖化など、科学技術が引き起こした事故や思いがけないトラブルが数えきれないほど生じている。それだけに、科学技術を社会の中にどう位置づければよいのか、どうすれば安全に利用できるのか、という問いは、ますます重要性を増してきている。にもかかわらず、個々の科学技術は高度の理科系の知識に基づくもので、社会に生きる誰もが簡単に理解できるわけではなく、科学技術の専門家たちはといえば、社会のことを常に考えながら活動を行っているわけではない。そして、社会を対象とする専門知であるはずの社会学は、科学技術を「社会現象」として十分に考察してきたとは言えないのが現状である。
だからこそ、今こそ「科学社会学」を打ち立て、その成果を社会の中で共有していかなければならない。本書は、そのための最良の一歩となる書物である。科学社会学の第一人者である著者が、豊富な具体例を用いながら、新しい学問の基礎を明快に説く本書は、まさに決定版と呼びうる必携の書にほかならない。
posted by ゴロゴロ at 00:23| 埼玉 ☔| 日記 | 更新情報をチェックする