2019年12月08日

国家はなぜ衰退するのか(下):権力・繁栄・貧困の起源

国家はなぜ衰退するのか(下):権力・繁栄・貧困の起源 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
国家はなぜ衰退するのか(下):権力・繁栄・貧困の起源 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)


単行本: 368ページ
出版社: 早川書房 (2013/6/24)
言語: 日本語
ISBN-10: 4152093854
ISBN-13: 978-4152093851
発売日: 2013/6/24
梱包サイズ: 19 x 13.8 x 3 cm



《ワシントン・ポスト》《エコノミスト》《フィナンシャル・タイムズ》各紙誌の年間ベストブックに選出! 下巻には坂本龍馬や大久保利通も登場。

「著者たちは、ある問題をめぐる議論に重要な貢献をなした。一見似たような国家が、経済や政治の発展においてまったく異なっているのはなぜかという問題である」
――ケネス・J・アロー(1972年度ノーベル経済学賞受賞者)

「本書を手に取って読みはじめたら、途中でやめるのは難しい」
――マイケル・スペンス(2001年度ノーベル経済学賞受賞者)

「思わず引き込まれる、きわめて読みやすい本だ。そして結論には勇気づけられる」
――ニーアル・ファーガソン(ハーバード大学教授。『憎悪の世紀』『マネーの進化史』ほか)

「著者たちは経済学と政治経済学における重要問題に関する研究を大いに活気づけた」
──ゲイリー・S・ベッカー(1992年度ノーベル経済学賞受賞者)

「希望を与えるすばらしい書──だが一方で、ひどく心をかき乱す警鐘でもある」
──サイモン・ジョンソン(MITスローン校教授)

「このうきうきするほど読みやすく面白い物語において、現代の社会科学の巨人である著者たちは、元気の出る重要なメッセージを送っている」
──イアン・モリス(スタンフォード大学教授)

「本当にすごい本だ。アセモグルとロビンソンは、一流の思想家たちを何世紀にもわたって悩ませてきた社会科学における最大の難問に挑み、シンプルさと力強さにおいて卓越した解答を提示した」
――スティーヴン・レヴィット(『ヤバい経済学』ほか)
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国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源

国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)


文庫: 414ページ
出版社: 早川書房 (2016/5/24)
言語: 日本語
ISBN-10: 4150504644
ISBN-13: 978-4150504649
発売日: 2016/5/24
梱包サイズ: 15.8 x 10.8 x 2.4 cm



船橋洋一氏(日本再建イニシアティブ 理事長)
市場経済も強権体制も不断の政治改革なしには個人の富を生まない。警世の書である。

新浪剛史氏(サントリーホールディングス株式会社 代表取締役社長)
国家と企業の衰退の驚くべき共通点の指摘。収奪的組織か包括的組織か。秀逸の書。

山内昌之氏(東京大学名誉教授)
本書は世界各地に反知性主義が現れ、中東で「イスラム国」が伸びた遠因を理解する重要な手がかりとなる。

安田洋祐氏(大阪大学大学院 経済学研究科准教授)
世界最高峰の頭脳が解く経済発展の謎。政治・制度の違いこそが国の未来を決める!


繁栄を極めたローマ帝国はなぜ滅びたのか? 産業革命がイングランドからはじまった理由とは? 共産主義が行き詰まりソ連が崩壊したのはなぜか? 韓国と北朝鮮の命運はいつから別れたのか? 近年各国で頻発する民衆デモの背景にあるものとは? なぜ世界には豊かな国と貧しい国が生まれるのか――ノーベル経済学賞にもっとも近いと目される経済学者がこの人類史上最大の謎に挑み、大論争を巻き起こした新しい国家論。
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貧困の経済学 下

貧困の経済学 下
貧困の経済学 下


単行本: 400ページ
出版社: 日本評論社 (2018/9/18)
言語: 日本語
ISBN-10: 4535558647
ISBN-13: 978-4535558649
発売日: 2018/9/18
梱包サイズ: 21.8 x 16 x 3.2 cm


◆「監訳者あとがき」より抜粋

本書は、著者マーティン・ラヴァリオン(Martin Ravallion)の30年にわたる貧困および貧困政策の研究を集大成した著作であり、この分野での世界の研究の到達点を示すとともに、今後の研究の基礎となりまた指針を示す書である。

ラヴァリオンは、1952年オーストラリアに生まれ、シドニー大学で学部教育を受けた後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で修士号と博士号を取得した。オックスフォード大学での研究員、オーストラリア国立大学での教員を経て、1988~2012年の間には世界銀行に勤務し、1999年以降には研究部門の要職を歴任し、2007~12年には同部門の責任者を務めた。2013年からはワシントンのジョージタウン大学で経済学部に新設されたEdmond D. Villani講座教授の地位にある。著者の主な仕事は世界銀行時代になされたこともあり、マスコミに華やかに登場し、一般知名度が高まることはなかったが、論文が参照される回数においてはトップクラスであり、また、国際開発課題の設定に研究者として貢献してきた。MDGsのターゲット1・A「1990年から2015年までに、1日1ドル未満で生活する人々の割合を半減させる」は、ラヴァリオンによる推計方法の確立があってはじめて、数値目標として設定されうるようになった。

本書の執筆は著者がジョージタウン大学に移った2013年に始められ、研究書であるとともに教科書としても用いうるように構想されている。理論から応用へという通常の発想ではなく、貧困という現実問題に取り組む中で必要に応じて経済理論を学ぶ、という独自の設計がなされている。そして、貧困問題に関心を持つ一般読者にも読みやすいよう、配慮がなされている(本書に関連する追加の情報や最新のニュースは、著者のサイトで見ることができる。)

本書の意義については、目次に目を通されるだけでもおわかりいただけるであろう。貧困(そして不平等)について経済の視点から知るべきこと考えるべきことは、濃淡の差はあれ、すべてこの書に含まれている。第I部での、過去200年におよぶ世界での(絶対)貧困削減の趨勢、それをもたらした取り組み、そしてその背後にある貧困観の変化、についての厚みのある概説は、それ自体として興味深いものであるとともに、現在なされているさまざまな提案を検討する上での歴史上の参照を可能とする。第II部では、貧困の測定と評価に関する方法論とその実地適用として、「厚生」(welfare)の概念規定と測定、貧困線の設定、貧困および不平等に関する集計指標の導出、そして政策効果評価の手法、について体系立った議論が詳細に展開される。第III部では、今日の世界での貧困と不平等の概観を踏まえ、成長、貧困、不平等、をめぐる議論がレビューされ、全経済と部門別の主要な政策の貧困への影響が検討され、ターゲティングを伴う貧困政策の役割と効果が論じられる。

著者は貧困根絶に本気である。経済学者はWarm HeartとCool Headを持たねばならないと言われるが、著者のHeartは、Warmを超えてHotとも言ってよいぐらいに、貧困者が置かれている状況を真剣に受けとめる。貧困者の数は減っているが「消費の底」は上昇していない(SDGsの唱える「誰一人取り残さない」は、未達の課題である)、ことを重視する。自己責任論を排し、貧困という不正義を根絶するために、それを生み出している諸要因に取り組むための一国および世界レベルでの公共行動の必要を説く。この点は、現在の日本での貧困者自己責任論の横行と生活保護有資格者への給付抑制政策の推進、そして子ども・若者への公共支援の不備、という現実に照らして、特筆に値する。「貧困研究のグローバル・スタンダード」を示し「貧困と戦うバイブル」である本書が、日本での現在そして将来の貧困と取り組む上で活用されることを切に願う。
(柳原透氏・拓殖大学名誉教授)
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貧困の経済学 上

貧困の経済学 上
貧困の経済学 上


単行本: 400ページ
出版社: 日本評論社 (2018/9/18)
言語: 日本語
ISBN-10: 4535558639
ISBN-13: 978-4535558632
発売日: 2018/9/18
梱包サイズ: 22 x 15.7 x 2.7 cm


◆「監訳者あとがき」より抜粋

本書は、著者マーティン・ラヴァリオン(Martin Ravallion)の30年にわたる貧困および貧困政策の研究を集大成した著作であり、この分野での世界の研究の到達点を示すとともに、今後の研究の基礎となりまた指針を示す書である。

ラヴァリオンは、1952年オーストラリアに生まれ、シドニー大学で学部教育を受けた後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で修士号と博士号を取得した。オックスフォード大学での研究員、オーストラリア国立大学での教員を経て、1988~2012年の間には世界銀行に勤務し、1999年以降には研究部門の要職を歴任し、2007~12年には同部門の責任者を務めた。2013年からはワシントンのジョージタウン大学で経済学部に新設されたEdmond D. Villani講座教授の地位にある。著者の主な仕事は世界銀行時代になされたこともあり、マスコミに華やかに登場し、一般知名度が高まることはなかったが、論文が参照される回数においてはトップクラスであり、また、国際開発課題の設定に研究者として貢献してきた。MDGsのターゲット1・A「1990年から2015年までに、1日1ドル未満で生活する人々の割合を半減させる」は、ラヴァリオンによる推計方法の確立があってはじめて、数値目標として設定されうるようになった。

本書の執筆は著者がジョージタウン大学に移った2013年に始められ、研究書であるとともに教科書としても用いうるように構想されている。理論から応用へという通常の発想ではなく、貧困という現実問題に取り組む中で必要に応じて経済理論を学ぶ、という独自の設計がなされている。そして、貧困問題に関心を持つ一般読者にも読みやすいよう、配慮がなされている(本書に関連する追加の情報や最新のニュースは、著者のサイトで見ることができる。)

本書の意義については、目次に目を通されるだけでもおわかりいただけるであろう。貧困(そして不平等)について経済の視点から知るべきこと考えるべきことは、濃淡の差はあれ、すべてこの書に含まれている。第I部での、過去200年におよぶ世界での(絶対)貧困削減の趨勢、それをもたらした取り組み、そしてその背後にある貧困観の変化、についての厚みのある概説は、それ自体として興味深いものであるとともに、現在なされているさまざまな提案を検討する上での歴史上の参照を可能とする。第II部では、貧困の測定と評価に関する方法論とその実地適用として、「厚生」(welfare)の概念規定と測定、貧困線の設定、貧困および不平等に関する集計指標の導出、そして政策効果評価の手法、について体系立った議論が詳細に展開される。第III部では、今日の世界での貧困と不平等の概観を踏まえ、成長、貧困、不平等、をめぐる議論がレビューされ、全経済と部門別の主要な政策の貧困への影響が検討され、ターゲティングを伴う貧困政策の役割と効果が論じられる。

著者は貧困根絶に本気である。経済学者はWarm HeartとCool Headを持たねばならないと言われるが、著者のHeartは、Warmを超えてHotとも言ってよいぐらいに、貧困者が置かれている状況を真剣に受けとめる。貧困者の数は減っているが「消費の底」は上昇していない(SDGsの唱える「誰一人取り残さない」は、未達の課題である)、ことを重視する。自己責任論を排し、貧困という不正義を根絶するために、それを生み出している諸要因に取り組むための一国および世界レベルでの公共行動の必要を説く。この点は、現在の日本での貧困者自己責任論の横行と生活保護有資格者への給付抑制政策の推進、そして子ども・若者への公共支援の不備、という現実に照らして、特筆に値する。「貧困研究のグローバル・スタンダード」を示し「貧困と戦うバイブル」である本書が、日本での現在そして将来の貧困と取り組む上で活用されることを切に願う。
(柳原透氏・拓殖大学名誉教授)
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貧困と闘う知――教育、医療、金融、ガバナンス

貧困と闘う知――教育、医療、金融、ガバナンス
貧困と闘う知――教育、医療、金融、ガバナンス


単行本: 216ページ
出版社: みすず書房 (2017/2/18)
言語: 日本語
ISBN-10: 4622079836
ISBN-13: 978-4622079835
発売日: 2017/2/18
梱包サイズ: 19 x 13.4 x 2.2 cm



開発経済学の最前線をコンパクトに紹介。いま世界で最も注目されている経済
学者の一人が、開発経済学の最先端の成果を、簡潔かつ詳細に語る入門書。

インド、マラウィ、ケニア、メキシコ、バングラデシュでの実践が明らかに
したのは……ワクチン接種キャンペーンをもっと効果的にするには? 低コス
トで子どもたちの教育を改善するには? 出勤しない教師や看護師にどう対応
する? マイクロクレジットは貧農を救う魔法の処方箋か? 村落集会はほん
とうにコミュニティの自己決定を強化しているのか?

「そのコンセプトの明快さ、その柔軟性、そしてそれが政策と研究の交差点
に位置していることによって、ランダム化比較実験は特別に豊かで汎用性が高
い道具になった。…本書では、こうした実験について報告することで、人間開
発の挑戦に新たな光を当てることにしたい。私たちは、伝統的な政策はどの程
度まで目的を果たすことができたのか、そして、これほどまでに進歩が遅いの
はなぜなのかを、理解しようと試みる。この探究を進めるにあたって、私たち
はアクターの行動や動機の豊かさを明らかにしようと試みる。これらをよく理
解することによって、私たちは、より効果的な政策を立案するための道筋を提
案できることになるだろう」(第I部の序)

貧困削減の成果を計測するRCT(ランダム化比較実験)という精緻な手法を
、貧困のただなかにある現地の人々と実践していく、泥臭いフィールドが生ん
だ知の成果。常識を覆す成果によって、貧困削減のための具体的な政策を提示
する。ベストセラー『貧乏人の経済学』とは一味違った筆致で、医療、教育、
マイクロファイナンス、政治制度といった開発経済学の核心的な主題に切り込
む一冊。

「貧困との闘いを持続させようと望むならば、試行錯誤、創意、そして根気が
不可欠である。これらは、存在しない魔法の杖を見つけるためではなく、今日
からでも最も貧しい人々の生活を改善するような一連の小さな前進を実現させ
るために、不可欠なのである」(第II部の結論)
posted by ゴロゴロ at 03:52| 埼玉 ☔| 日記 | 更新情報をチェックする