2021年04月13日

逆さ地図で解き明かす新世界情勢 ー東アジア安保危機と令和日本の選択

逆さ地図で解き明かす新世界情勢 ー東アジア安保危機と令和日本の選択 - 松本 利秋
逆さ地図で解き明かす新世界情勢 ー東アジア安保危機と令和日本の選択 - 松本 利秋





出版社 : ウェッジ (2019/11/16)
発売日 : 2019/11/16
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 264ページ
ISBN-10 : 4863102194
ISBN-13 : 978-4863102194
寸法 : 12.8 x 2 x 18.8 cm



「はじめに」より―― 近年、地政学的見地で言えば、激しい地殻変動が起きてきている。その象徴的な事象が集中して起きているのが、朝鮮半島情勢の激変だろう。二〇一八年から韓国は、慰安婦問題に関する日韓間の合意を破棄、続いていわゆる徴用工裁判問題では、一九六五年の日韓関係の基本となる条約を覆し、同年末には海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射するなど、日本を敵対国と見なすかのような行動をとった。 さらに二〇一九年には、日韓間のGSOMIA(軍事情報包括保護協定)を破棄し、日・米・韓の安全保障政策の根幹を揺るがすような措置をとったのである。この事態はトランプ米大統領が口にしているように、「在韓米軍撤退」に繋がりかねない重大な状況変化である。 韓国は、北は北緯38度線で塞がれており、海に出ようとすれば日本の存在がある。狭い国土と五千万人の人口では、これ以上の国内市場を主とした経済発展が見込めない。とすれば北朝鮮との間の国境を開き、南北が一つとなってランドパワーとして生きていくことが、将来の国益に繋がると考えたとすれば、これら一連の韓国の離日・離米政策は一応の説明がつく。 逆に、ランドパワーの北朝鮮は、アメリカと直接対話ができるようになったことで、将来的には海へのアクセスを強めようとしている。 令和に入ってから想定できる地政学的地殻変動は、北緯38度線をピボット(軸)として、南北朝鮮が逆転するような大激震が起こる予兆と見ることもできる。 (中略) 南北朝鮮が位置を変えることは物理的には無理であっても、地政学的見地に立てば、現在、目の前で起きている朝鮮半島の現状は、外交政策上の方向性として南北が正反対になったかのような大地殻変動が起こっている。そこで提唱したいのが、逆さ地図を基本とした地政学的見地に立つ柔軟な発想である。 これまでの北を上にして右側が東、左側が西、下側が南という常識的で固定観念にとらわれた地図の見方を逆転してみるのである。こうして見れば、例えば、南北朝鮮の逆転現象の根本的な原因は、朝鮮半島全体を取り囲んでいる日本とそのバックにあるアメリカという二つの巨大シーパワーの存在にあるということも見えてくる。 (中略) 本書では、逆さ地図を現状認識のための前提とし、日本の地政学的立ち位置を利用しつつ、 日本の周辺諸国に集中して、世界的な大変革が起きつつある状況に、日本がどのように逆さ地図の発想を利用するべきかを考えてみた。 具体的には、各章ごとに採り上げた事象に対して、日本が積極的かかわっていくための前提としての「結論として」という項目を設け、まとめとして、現状で考えられる「シナリオ」を試みた。 本書を通して、地図を逆さにすると見えてくる情勢の基本的な方向と、この事態に対して日本がメインプレイヤーとして、冷静かつ沈着に対処するにはどうすれば良いのかを考察したつもりである。 激動の令和の時代に対応していく、読者の一助になれば幸いである。

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覇権の歴史を見れば、世界がわかるー争奪と興亡の2000年史

覇権の歴史を見れば、世界がわかるー争奪と興亡の2000年史 - 島崎晋
覇権の歴史を見れば、世界がわかるー争奪と興亡の2000年史 - 島崎晋





出版社 : ウェッジ (2020/2/19)
発売日 : 2020/2/19
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 272ページ
ISBN-10 : 4863102232
ISBN-13 : 978-4863102231





「なぜ、イギリスはEUを離脱するのか」
「なぜ、米中は貿易、宇宙、AI等で覇権を争うのか」
「なぜ、アメリカは世界の警察官をやめたのか」
「なぜ、大国はことごとく衰退する運命にあるのか」
「世界を正しく読み解くうえで欠かせない視座こそ「覇権」である。

有史以来「覇権」をめぐって争ってきた人類。
世界史は興亡、争奪、確執、戦争を繰り返した歴史でもあり、
世界史だけが覇権を握る条件を知っていると言えよう。
ローマ帝国、漢王朝、モンゴル帝国、大英帝国、アメリカ合衆国…。
歴史上、覇権国家と呼ばれた国は
「生存」「宗教」「植民地」「経済」といった目的にそって熾烈な争いを歴史に刻んできた。
本書は「覇権」という視座から2000年の歴史に立ち返り
今の世界で起きていることの根源を探る新視点の歴史教養本。
posted by ゴロゴロ at 05:00| 埼玉 ☔| 日記 | 更新情報をチェックする

正義の政治経済学

正義の政治経済学 (朝日新書) - 水野 和夫, 古川 元久
正義の政治経済学 (朝日新書) - 水野 和夫, 古川 元久





出版社 : 朝日新聞出版 (2021/3/12)
発売日 : 2021/3/12
言語 : 日本語
新書 : 240ページ
ISBN-10 : 4022951192
ISBN-13 : 978-4022951199
寸法 : 17.2 x 10.7 x 1.2 cm




正義無くして、利益も無し。
21世紀の課題は、市場経済だけでは解決できない。
資本主義と民主主義を歴史から問い直す、経済学者と政治家の実践知!

〈経済学は誕生の経緯からして人類救済の学問である。21世紀は「正義の政治経済学」が必要となる〉――水野和夫
〈資本主義や民主主義の暴走は、「足るを知る」ことの対極にある、「自分さえ良ければいい」という心持ちから生じるのではないか〉――古川元久

◎目次より
はじめに・・・古川元久
【第一章】歴史から問い直す
グローバリゼーションと資本の暴走〈/雇用の調整弁〉としての派遣制度/ゼロサム競争の限界を知る/成長教を捨て、〈サステナブル〉な社会を etc.
【第二章】資本主義を問い直す
「令和の小日本主義」を考える「/居住面積倍増計画」と地方分散型社会/今こそ金融取引税の導入を/コロナバブルを乗り切るために etc.
【第三章】民主主義を問い直す
イデオロギーを超えて思考する/民主主義国家の〈正義〉と〈コモン〉/民主主義における多様性「/定常社会」の〈幸せ〉を見つめ直す etc.
おわりに ・・・ 水野和夫
posted by ゴロゴロ at 04:00| 埼玉 ☔| 日記 | 更新情報をチェックする

閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済

閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済 (集英社新書) - 水野和夫
閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済 (集英社新書) - 水野和夫





出版社 : 集英社 (2017/5/17)
発売日 : 2017/5/17
言語 : 日本語
新書 : 272ページ
ISBN-10 : 4087208834
ISBN-13 : 978-4087208832




日本は常識を捨てよ。
生き残るのは閉じた帝国!
「資本主義の終焉」を看破したエコノミストが描く、瞠目の近未来図。
資本主義の終焉によって、世界経済の「常識」が逆転した。経済成長を追求すると、企業は巨大な損失を被り、国家は秩序を失う時代になったのだ。生き残るのは、「閉じた経済圏」を確立した「帝国」だけである。「長い21世紀」という五百年ぶりの大転換期に始まる、新しい「帝国」システム。そのもとで、米英・欧州・中露の経済はどう変わるのか? 日本を救い出す方策とは何か?
ベストセラー『資本主義の終焉と歴史の危機』で高い評価を受けたエコノミストが描く、瞠目の近未来図!
posted by ゴロゴロ at 03:20| 埼玉 ☔| 日記 | 更新情報をチェックする

株式会社の終焉

株式会社の終焉 - 水野 和夫
株式会社の終焉 - 水野 和夫




出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2016/9/30)
発売日 : 2016/9/30
言語 : 日本語
新書 : 239ページ
ISBN-10 : 4799319647
ISBN-13 : 978-4799319642
寸法 : 18.2 x 11.3 x 2 cm




証券チーフエコノミスト時代に上梓した処女作『100年デフレ―21世紀はバブル多発型物価下落の時代』(日本経済新聞社、2003年)に始まって、
『人はグローバル経済の本質をなぜ見誤るのか』(日本経済新聞出版社、2007年)、『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』(同、2011年)、
そしてベストセラー『資本主義の終焉と歴史の危機』(集英社新書、2013年)と、一貫して、資本主義の限界と、にもかかわらず続く「成長信仰宗教」批判してきた著者の最新作。
まさにその系譜を継ぐ渾身の書き下ろしです。

「長い16世紀」の後の近代資本主義とそれを担う近代株式会社の誕生から現代まで、その歴史を紐解きつつ、必然としての現在の資本主義の終焉と、
それに伴い、株式会社、厳密にいえば、現金配当をしている株式会社に、残されている時間はあまりないことを、
頻発する企業の不祥事や格差の拡大、国家債務の拡大、人口減少等の各国に共通する課題にも触れつつ、丁寧に述べていく。

では、どうするのか? 本書の新しさは、その一つの方向性を示していることにもある。
まさに、著者新境地の力作である。
posted by ゴロゴロ at 03:12| 埼玉 ☔| 日記 | 更新情報をチェックする